2017年6月19日月曜日

今日ドキッ!に出演します

紫外線の特集とのことで、
テレビの取材を受けました。
明日放送の今日ドキッ!に出演します。
午後18:00頃からとのことです。
お時間がございましたら、見てみてください



2017年5月26日金曜日

乾癬の新しい治療薬 (オテズラ錠)

乾癬は皮膚の慢性疾患の一つで、
その治療には、
外用療法、紫外線療法に加え、
主に2種類の内服療法(チガソン、ネオーラル)がこれまで存在して来ました。
症状の程度によって、それらを使い分けるのですが、
内服療法は、副作用に注意しながら行う必要があります。
本年3月より、約25年ぶりに乾癬の新しい内服薬が登場しました。
従来のお薬とは、作用機序が異なります。
乾癬においては、いろいろな免疫細胞から炎症性ケミカルメディエーターが放出され、
角化を伴う表皮の異常増殖が起こっていることがわかって来ました。
その免疫細胞の働きを抑制することにより、
乾癬の症状を和らげていくようです。
従来の内服薬に比較すると、安全性が高いと言われています。
基本的には、副作用をチェックする目的で、頻繁に採血をする必要はありません。
主な副作用は胃腸症状で、下痢を約5%に認めるとのことです。
料金は3割負担の方で約15000(月)です。
来年の3月までは長期処方ができませんので2週間までの処方となります。
外用療法や、紫外線療法との併用は可能です。
従来の治療で効果が不十分な方への新しい選択肢として、非常に期待されております。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。




2017年3月31日金曜日

おかげさまで3周年

おかげさまで、当院も開院して3年が経とうとしています。
地域を愛し、地域に愛されるクリニックを目指して
をスローガンに皮膚科診療をスタートし、
おかげさまで多くの方にご来院いただきました。
様々な皮膚の悩みを抱えて来られ、
そこに至る様々な背景があると思います。
できるだけ、それぞれの方のニーズに応えようとは考えていますが、
簡単ではないなと感じています。
それでも、少しずつでも、
実践できるようにと日々努力していきたいと考えていますので
これからも宜しくお願いいたします。

私一人の力では、何もできないのですが、
この3周年を記念して、
ナイトdeライトの皆さん
及び
アーサーホーランドさん

歌とトーク
をご提供いただき、
皆様とお祝いさせていただければと考えています。

4月13日(木)18:00~
ニューオータニイン札幌 ポラリス
<詳細はこちら>

ご興味のある方はぜひ、お越しください。
事前にクリニックにて受付をしていただきたいので
お手数ですが、ご連絡をいただけますと幸いです。
チケットは無料ですが
席に限りがありますので、よろしくお願いいたします。




2017年2月7日火曜日

肝斑の新しい治療について

肝斑とは、
中年期以降に発生する両頬に左右対称に生じるシミの一種です。輪郭ははっきりしませんが、下まぶたから少し離れたところを中心に広く分布します。

肝斑の原因は
女性ホルモンのバランスや、化粧品等による刺激と言われています。紫外線ももちろん悪化因子です。

肝斑の治療には、
トラネキサム酸、ビタミンC等の内服、ケミカルピーリングが主として行われていますが、比較的治療抵抗性です。

新しい肝斑の治療として
レーザートーニングという手法が普及し始めています。低出力のレーザーを照射し、少しずつシミを薄くしていくという概念です。当院では、alexII という機種を用いって行っています。通常レーザートーニングに使用されている機種に比較し、マイルドに作用します。肝斑は、そもそも様々な刺激により生じていると考えられているため、あまり強い出力のレーザーですと悪化することもありますし、脱色素斑と言って、色が白く抜けてしまうことが起こりやすいと言われています。実際の照射においても、他機種がレーザー照射をする際、手を常に動かしながら照射しないとダメージが大きいとされるのに対し、この機種による照射では、手の動きを止めて狙うべきところをしっかりと照射できるためスタックトーニングとも言われています。通常3回目から効果発現することが多いですが、1回で少し薄くなるケースもあります。8回治療が標準的な回数です。
イオン導入との併用をお勧めしています。
料金
レーザートニング:10000円(税別)
イオン導入: 4000円 (税別)






2016年11月29日火曜日

ニキビの治療について

ニキビ(ざ瘡)の治療ガイドラインが日本皮膚科学会より改定されました。
今回の改定の大きなポイントは
「抗菌剤に頼らない」
ということだと思います。
ニキビの病態はかなりわかってきましたが、
大きく分けると二つの病態から成ります。
1. 毛穴の炎症
2. 毛穴のつまり
です。
毛穴の炎症を抑えるために抗菌剤を使用してきましたが、
本質的には、毛穴がつまっていることが原因ですので、
できれば、毛穴のつまりを抑えていくことが重要です。
ただ、以前はそのような薬は存在しませんでしたので、
どうしても抗菌剤しか使用するものがありませんでした。
しかし、現在では、
ディフェリンという薬のほか、ベピオ、デュアック
といったものが毛穴のつまりを改善する薬剤として存在します。
これらをうまく使っていくことがニキビ治療の本質と考えますし、
最終的には、ニキビができにくい皮膚にしていくということになります。
では、最初からそれらの薬を使えばいいのではないかと疑問を持たれると思います。
その通りなのですが、
これらの毛穴のつまりを抑える薬は、
皮膚が乾燥しやすくなったり、赤くなったりすることがあるので
処方する方も使う方も、消極的になってしまうことがあるんですね。
ただ、これらをうまく使わないと抗菌剤に頼るという選択肢しかありませんし、
その結果、長期的には耐性菌を作ってしまうことになります。
そうなると、抗菌剤までもが効かなくなってしまい、さらに使える薬がなくなってしまいますね。
できれば、うまく、毛穴のつまりに対して対応していきたいと考えます。


2016年8月22日月曜日

家庭医学講座

札幌市医師会主催の市民向け医学講座で
講演をさせていただきます。
よろしければ是非お越しください。

日時: 8月27日(土) 13:30~
場所:札幌市医師会館5階大ホール
   (札幌市中央区大通西19丁目)
テーマ:増やさないぞ、シワ、シミ、見つけよう皮膚癌! ~皮膚の老化と予防~


詳しくはこちら

2016年6月14日火曜日

ザガーロ

男性型脱毛症の新しい治療薬、ザガーロが2016年6月13日に発売されました。
男性型脱毛症では、
ジヒドロテストステロン(DHT)などの関与によりヘアサイクルの成長期が短縮し、
硬毛が軟毛化することで薄毛が徐々に進行します。
テストステロンをDHTへ変換する酵素は1型及び2型があります。
これらの酵素を阻害することで, DHTの濃度を低下させ、
ヘアサイクルの正常化を促進し、毛髪数を増加させることができます。


プロペシア(フィナステリド)は2型のみを阻害しましたが、
ザガーロは1型及び2型を阻害することにより、
プロペシアよりも高い発毛効果を示します。
プロペシアである程度の効果を実感されている方もさらに期待を持てると思います。



自由診療ですが
当院では
9000円 (30錠) (税別)
でのご提供になります。