2014年4月28日月曜日

水いぼについて

水いぼとは?
水いぼとは伝染性軟属腫ウイルスの感染によって生じる皮膚疾患で、
柔らかい盛り上がった発疹ができます。
小児に多く、自分の体や他の人に感染します。

原因は?
ウイルス感染ですが、
感染し易い人と、そうではない人がいます。
皮膚の免疫力の差によります。
皮膚の免疫力というと大げさですが、
アトピー性皮膚炎の方のように
湿疹があると皮膚の免疫力は低下します。
ですから、みずいぼがある方は、
適切なスキンケアが何より大事になります。

治療は?
早期のうちにピンセットで一つ一つ摘み取る方法が確実です。
この処置は痛みを伴います。
当院では、外用麻酔薬のシールをお渡ししています。
処置の1時間前に貼付する必要がありますので、
次回受診時にご自宅で貼っておくと待ち時間が少なくてすみます。
ただ、先に述べましたように、
湿疹のケアを並行して行うことが何より重要です。
湿疹のケアのみで水いぼも治る場合もありますので、
診察時に御相談ください。
とにかく、放置は禁物ですね。

2014年4月26日土曜日

ゴールデンウィークの診療について

ゴールデンウィーク期間中は暦通り診療いたします。
日曜祝日はお休みですが、
それ以外は通常通りの診療です。
5月3日は土曜日ですが、憲法記念日のため休診ですのでよろしくお願いいたします。



2014年4月22日火曜日

開院いたしました。

4月21日に開院致しました。
2日を終えましたが、予想以上の方にお越し頂きました。
慣れない部分が多々ありますが、
みなさまのお役に立てるようスタッフ一同努力して参ります。
「桑園にいままで皮膚科がなかったので、
困っていました」というお声をかなりの方からお聞きしました。
期待を裏切ることのないように、責任を感じています。
もちろん当院独自の色を出していくことは
重要であると考えていますが、
EBM(evidence based medicine), 
いわゆる標準治療を意識した治療を提供することも
役割であると考えています。
特にステロイドの使用方法や、皮膚癌に対する診断および治療等
さまざまな観点から御相談に乗らせて頂ければと考えています。
今後とも宜しくお願いします!

2014年4月12日土曜日

FTU(フィンガーティップユニット)について

皮膚科に受診して、外用剤を処方されても、
実際どのぐらい塗っていいいのかわからないことはあると思います。
そこで参考にして頂きたいのが、
FTU (フィンガーティップユニット)です。
チューブに入った塗り薬を
成人の人差し指の先から
第一関節の長さまで出した量を
1FTU (約0.5g)と言います。
1FTU (約0.5g)の量の塗り薬を手のひら2枚分に
塗るということになります。
ただ、一つ問題があります。
チューブの太さによって量が変わるんですね。
一般的なステロイド剤は5gチューブですが、
これだと0.5gより少なめになります。
保湿剤などで使われる25gのチューブだと
このぐらいの量になると思います。
また、ローションでは
1円玉くらいの量が1FTUです。
ぜひ、参考にしてください。
外用療法において、塗っている量が少ないことで
適正な治療効果を得られていないことは多いと考えています。
当院では、基本的なことですが重要な外用療法に
こだわっていきたいと考えています。



2014年4月10日木曜日

皮膚癌の早期診断について

皮膚癌と言う言葉も少しづつ普及して来たように思いますが、皮膚癌の中にもいろいろと種類があることをご存知でしょうか。
ほくろの癌と呼ばれ非常に悪性度の高い悪性黒色腫や、長年の紫外線暴露により生じる有棘細胞癌、また、比較的予後のいい(治療により完治を見込み易い)基底細胞癌など。
それ以外にも多種多様なものがあります。
本ホームページにも臨床写真付きで御紹介していますので、参照頂けるとありがたいです。
私は、長らく大学病院(および米国の研究所)で皮膚癌の研究に従事しておりました。
診断および治療においても非常に多くの経験をさせていただきました。
(病棟医長外来医長として約7年)
月並みですが、癌治療の王道は早期発見、早期治療です。
内蔵の癌などと比べ、特殊な検査をすることなく、皮膚科医による視診、触診でほぼ診断がつきます(ダーモスコピーによる)。
良性であれば、もちろんそのままにしておいて大丈夫ですし、
早期のものであれば、すぐに切除できます。
場合によっては診断のために一部を生検し、検査に出すこともできますので、
気になるものがある方は、お気軽にご相談下さい
(開院は4月21日です)

2014年4月8日火曜日

開院まで2週間

4月21日の開院日まで2週間を切りました。
スタッフ共々、急ピッチで準備を進めております。
地域の方々のために、出来る最善を尽くしたいと思っています。
皮膚科の診療は、子どもさんからお年寄りまで、幅広い方々のニーズがあると思います。
当院では、アトピー性皮膚炎等の炎症性疾患から、皮膚癌の診断および治療まで最先端の情報を提供しながら治療に当たらせて頂きたいと思っています。
また、従来の治療では対応できなかった疾患に対しては、自由診療にはなりますが、
さまざまなオプションもご用意しております。
私自身も開院日が待ち遠しいのですが、
もう少しお待ち頂けますと幸いです
(実は、本日も数名の方がご来院くださいました。
ご迷惑をおかけしましたが、もう少しお待ち下さい)